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要点のまとめ

ノートを公開します

2014年度からテキストが大幅に変更されました。そのため、以下の内容は、2013年度分までの内容となっています。

これらを全部理解、暗記しましが、ちょっと忘れたり、ひっかけにあうと、ボーダーの70点に届きません。難問も出題されるため、やはり丸暗記だけで合格は無理です。

結局、どんな問題が出題されるのか、どんなふうにひっかけさせるか、パターンを学習しましょう。

そのために私は3冊、500問くらいの問題を解きました。

注意!

以下のノートについて

内容の半分以上は改訂前のテキストのままです。間違ったことは書いてありませんが、現在のテキストと扱っている内容や範囲が異なっています。

再度、新しくまとめを作成中ですが、その作業は是非ご自身でもお願いたします。その過程で理解が深まり、合格へと繋がるからです。

よって、以下のまとめは、内容を眺めて試験内容をおおざっぱに把握するためのみに利用してください。この内容のみで合格されている方もいらっしゃいますが、かなり危険ですのでオススメできません。また責任も負えませんのでご了承ください。

まとめの作成方法について

TAC出版の福祉住環境コーディネーター2級スピードテキスト、ユーキャンの問題集を利用した方法です。もちろん、他の参考書でも構いません。

  • キーフレーズを読み、引き続き本文を読んでいきます(読み流す)。
  • プレテストを行います。しかし、ほとんど正答が得られません。
  • そこで、再度、キーフレーズと本文に戻り、解答と照らし合わせます。
  • なるほどと思った部分、間違ったプレテスト、知らなかった内容にマーカーを引いていきます。(ここは理解のみ)
  • どんどん先へ進み、一気に最後まで上記の1〜4を繰り返します。
    (済ませた部分は忘れても気にしない)
  • 最初に戻り、マーカーを引いた部分をWordなどへ書き写します。
  • ここで初めて暗記を行います。
  • すべてのプレテストについて、何も見なくても正答できるように、6〜7を繰り返します。
  • ユーキャン、他の過去問題集、予想問題集を解き、4.と同じくマーカーを引いていき、
    6.と同様にWordなどに追加します。

これでまとめの完成です。まとめをすべて理解・暗記し、プレテスト、過去問題、予想問題を「何も見ずにすべて解けるように」しておきます。

第1章 高齢者や障害者を取り巻く社会状況と福祉住環境コーディネーターの意義

65歳〜74歳(前期高齢者)、75歳以上(後期高齢者)、2017年には後期高齢者のほうが上回ると推計されている。
総人口に対する65歳以上の割合(高齢化率)は2023年には30%を超えると推計されている。
2000年の介護保険制度、しかし急激なサービス利用者の増加による財政面などの点で2006年4月に改正された(改正介護保険法)。
介護保険でサービスを受ける要介護・要支援者のおよそ2人に1人が認知症高齢者と言われている。
介護を受けたい場所は自宅(44.7%)、特別養護老人ホームの順
自宅で介護を受けたいと望んでいる割合は男性のほうが多い(52.3%)。
高齢者がいる世帯は持ち家率が高い(83.4%)
住宅のバリアフリー化は進んでいるが、高度のバリアフリー化住宅は全体のわずか6.7%
日本の住宅は段差が多い。
尺貫法で造られている。柱芯-芯が910mm(3尺)、[有効幅員ではない!]
洋式化で家具が増え狭くなっている。
小規模住宅で福祉用具の導入が制限される
床座(和式)と立ち座り動作が基本、福祉に適していない(和式トイレ、和式浴槽など不安定)
高温多湿な夏に合わせて造られている、冬季に適していない、循環器系に疾患があるとまずい。
家庭内での介護力が低下
死亡原因:1位から順に、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、肺炎、老衰、不慮の事故(交通事故、家庭内事故)
家庭内事故死(約1万人)は交通事故死の約2倍
家庭内事故死は入浴中の溺死が最も多い(34.2%)
転落事故(階段、その周辺)、墜落事故(手すり、窓)
日本の住宅特性が高齢者、障害者の身体的特性や行動特性に適していない。
寝かせきり高齢者といわれる-そのほうが介護は楽である、しかし住環境整備である程度改善できる。
1963年、老人福祉法、老人医療費の無料化で医療費が膨大に、1983年に改正され老人保健法へ
介護保険制度、2000年
保険者は市町村と特別区、被保険者は第1号被保険者(65歳以上)と第2号被保険者(40歳以上65歳未満)
要介護認定、要支援認定が必要、市町村の介護保険申請窓口へ
第2号被保険者:老化に伴う16種類の特定疾病が原因である場合に限られる。
改正介護保険制度、2006年
介護保険法が施行されてから要介護認定者は約2倍に、軽度の要介護1や要支援者は2.5倍へ、財政逼迫
認知症高齢者ケアの確立が緊急課題
高齢者人口のピークは2025年、2015年には認知症高齢者が250万人と予測
改正介護保険制度の改正内容
予防重視、関節疾患や廃用症候群の予防
施設給付の見直し、介護保険施設の居住費用、食費は保険給付外(低所得者には補足給付)
地域包括支援センターの設置、保健師:介護予防ケアマネジメント、主任介護支援専門員:包括的・継続的マネジメント、社会福祉士:行政機関他との必要なサービスをつなぐ多面的支援の展開
サービスの質の向上、5年ごとの資格更新制、主任介護支援専門員の新設
負担の見直し、第1号被保険者の介護保険料、5段階から6段階へ
2008年、介護保険法改正、介護従事者処遇改善法
特定目的公営住宅-老人世帯、心身障害者世帯、単身高齢者、単身障害者向け。まず車いすがOK,次に高齢者、障害者へ、重度も可
高齢者専用賃貸住宅-もっぱら高齢者を賃借人とする賃貸住宅
高齢者向け優良賃貸住宅-バリアフリー化、緊急時対応サービス可
シルバーハウジング-単身高齢者、高齢者のみ、ライフサポートアドバイザー(LSA)
ケアハウス-60歳以上
その他、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホーム
認知症高齢者グループホーム-5~9人で一つのユニット
国民の5%は障害者であり、身体障害者において60%は65歳以上
重度身体障害者-身体障害者の障害等級が1~2級、18歳以上の重度身体障害者は45%
国連・障害者の十年-1983年から1992年
1993年、ノーマライゼーションの思想に基づき障害者基本法が制定
障害者基本計画-4つの横断視点と4つの重点視点
2006年、障害者自立支援法、自立支援給付(介護給付、訓練等給付、自立支援医療、補装具給付)、地域生活支援事業
新「障害者基本計画」-2003年度から2012年度の10年
新「障害者プラン」-前期5年の取り組み、公共賃貸住宅のバリアフリー化など
在宅重度身体障害者住宅改造費助成事業
ミッケルセンのノーマライゼーション-どのような障害があろうと一般市民と同等の生活と権利が保障されなければならない。デンマークの法律に。
ニルジェが大型コロニーを批判し、脱施設化に影響。
1971年、国際連合が知的障害者の権利宣言

第2章 障害のとらえ方と自立支援のあり方

障害者の権利宣言-障害者:先天的か否かにかかわらず、身体的又は精神的能力の不全のために、通常の個人又は社会生活に必要なことを確保することが、自分自身では完全に又は部分的にできない人
障害者基本法-この法律において障害者とは、身体的、知的障害又は精神障害があるため、継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受けるものをいう
※上記の2つを区別すること
国際障害分類(ICIDH)ではマイナス面だけに注目して障害をとらえているので、国際生活機能分類(ICF)へ
ICFでは、ICIDHにおける機能・形態障害→心身機能・身体機構、能力障害→活動、社会的不利→参加、としている
高齢者のリハビリテーションの3つのモデル→脳卒中モデル、廃用症候群モデル、認知症高齢者モデル
QOLの向上、WHOでは、活動性の回復、人との交流の回復、社会への再統合を高齢者リハビリの目標としている
リハビリ、急性期→ベッドの上、回復期→訓練室、維持期→地域交流、終末期→苦痛の軽減や解除
1998年、地域リハビリテーション支援体制整備推進事業
生理機能は30歳をピークに低下
腎臓の血液濾過機能、80歳台では、30歳台の60%へ(通常の生活に支障なし)
肺の酸素交換機能は同上で50%へ(通常の生活に支障なし)
腸の蠕動運動の低下
できるだけ速く歩く能力は、
→農村部の男性は、都市部の高齢者に比べて10%低下(逆に答えないように注意)
→80歳以上の高齢者は、65-69歳の高齢者に比べ20%低下
流動性知能:先天的なもの、20歳がピーク
結晶性知能:学習・経験で形成されたもの、60歳ころまで上昇
認知症:知能と関係した記憶が障害、言語、行為など
健忘状態:外傷などによる一時的なもの、場所や時間の認識は正確、人格も保たれる
先天的障害:胎児および周産期に生じた障害で、ダウン症候群など、二次障害を防止すること
後天的障害:事故、脳梗塞などによる、自己実現や社会参加の機会を確保することで心身の回復、機能維持などをめざすこと

第3章 疾患別・障害別にみた不便・不自由と福祉住環境整備の考え方

多くの疾患名について。その特徴から住環境整備まですべて覚える必要があります。

脳梗塞

脳血管障害の70〜80%は脳梗塞である。
動脈硬化性血栓性脳梗塞:太い血管がアテローム(粥状の脂肪)で塞がれる。
ラクナ梗塞:小さな血栓により小さな血管が詰まる 。
脳塞栓:心臓にできた血栓による。
血栓を溶かす必要がある。

出血

脳出血、80%は高血圧が原因。
クモ膜下出血、クモ膜の動脈瘤などの破裂、出血、強い頭痛や激しい神経症状。
障害部位:前頭葉-判断力や自発性の低下、後頭葉-視力障害、側頭葉-最近のことが思い出せない、頭頂葉-触覚や痛覚の麻痺
出血した血液を取り除く必要がある。
病巣側と反対側が麻痺。
できるだけ早期にリハビリを行う。
住環境整備-移動方法による。
屋外歩行レベル-上がりまちの段差に式台。トイレに手すり、立ち上がり用に高めの便器。浴槽縁高さ400~450mm、L型手すり、横てすり、移乗台、深さ500~550mm、背もたれ傾斜が少ないもの、シャワーいす。階段の両側に手すり、ベッドが基本(必ずしも必要はない)
屋内歩行レベル-身体の位置を変えない引き戸、トイレにL型手すり、背もたれ垂直な和洋折衷浴槽、マットレス固め、ギャッチベッド、ベッドに移動用バー
車いすレベル-スロープ勾配1/12~1/15、出入り口3枚引き戸、ホームエレベーター、排泄はスリングシートで

パーキンソン病

原因不明の慢性進行性疾患、中脳の黒質の神経細胞の変性、ドーパミンの減少
40~50歳以降、2000人に一人、65歳以上は500人に一人
振戦(規則的に震える)、固縮、無動、立ち直り反応の低下、前屈姿勢、すくみ足、逆説動作、加速歩行、小刻み歩行、前方突進、オン・オフ現象
がみられる、徐々に重度化、寝たきりへ、
ホーン・ヤールの重傷度分類(?-片側振戦、?-両側振戦、?-姿勢反射障害、?-重症な機能障害、?は全面介助、臥床状態)
L-ドーパ(ドーパミンを補充)、ドーパミン受容体刺激薬、抗コリン剤、リハビリ治療。
ひねりや方向転換が難しい、動線は短く単純に、運動活動性の低いときを基本に、車いすの導入は歩行介護が難しくなったとき、ただし、自走は無理で移動の自立には結びつかない。スロープは歩行段階では導入しない(車いすになってから)。浴槽は腰をかけて出入りするよりも、立位のまま手すりを使い片足ずつ入る。足台を置く、足を曲げて入れる長さの浴槽。ベッドからの起きあがりが困難。

関節リウマチ

指、手首、肘、膝などの関節に腫れや痛み、活発と沈静化をくり返しながら徐々に進行、慢性の全身性炎症疾患、免疫グロブリンGに対し特異的に反応するリウマトイド因子が関与?原因不明。80%が女性、30~50歳、それ以降も。関節の変形、拘縮で運動機能障害。
非ステロイド抗炎症薬、副腎皮質ステロイド、重度のときは整形外科的治療、中等度ではリハビリ。
関節に負担をかけない。寒さ、低気圧、冷風、高湿度で痛み。床材より、靴やスリッパで痛みを軽減、車いすなどに段差解消(頸椎にひびく)、便座高を上げる(身体障害者用便器、450mm)、温水便座、手すり、浴槽は長め(下肢関節が曲がらない)、深め(椅子)、引き戸には棒状把手、掛け布団軽いもの、平型の手すり、とにかく、関節が曲がらない。

骨折

高齢者で、脊椎圧迫骨折(尻もち)-(安静臥床、コルセット、徐々に車いすへ、廃用症候群予防のため長期臥床はだめ)が最も多い、大腿骨頸部骨折(横にころがったとき)-骨治癒が得られにくいので人工関節置換術など、橈骨遠位端骨折(手をついたとき)、整復後、ギブス、リハビリ。
原因は転倒、つま先が上がらない、平衡感覚低下、バランス回復困難、よって、すべての段差を解消。足もと灯、手すり。フローリングにする(歩行器)、すべりにくく(杖)、濡れてもすべりにくい、長めの浴槽(ただしつま先が届くこと)

廃用症候群

長期臥床やギブスによる固定で身体を動かす機会が少なくなったときの心身状態(全身におこる)。寝たきりの固定化につながる。起立性低血圧、肺換気量の減少、沈下性肺炎、見当識障害、不安、うつ状態。必要以上に安静臥床生活をしないこと。体位変換(褥瘡予防)や関節の曲げ伸ばしをする。早期離床、早期歩行、生活全般の活性化、ベッド上での座位姿勢保持のためハイアンドロー機能付きギャッチベッド、マットレス(褥瘡)、手すりで離床を促す。おむつを使わない。ベッドを居間近くに、外出しやすく。

認知症

いったん発達した知能が後天的、持続的に低下した状態。記憶障害が代表。アルツハイマー病や脳血管障害で起こる。
アルツハイマー型-進行する、問題行動(徘徊、不潔行為)、原因不明。
脳血管障害型-多発性脳梗塞が多い(こちらの治療を優先する)、軽度痴呆、まだら状の痴呆、知能障害に比べ、人格障害は軽い。発症の時期がはっきりしている。
記憶障害-知能障害(記銘力障害、忘れっぽい、くり返し、から、全部忘れる、自分自身の物忘れに気づかない、へ)、見当識障害(日時、場所、自分の年齢や名前がわからなくなる)、情動・意欲の障害(興味・関心の減退)
問題行動-夜間せん妄(見当識が外れ物事の判断ができなくなり精神錯乱→原因を取り除く)、徘徊(目的があることも、抑制はかえって逆効果も、一緒に散歩)、幻覚と妄想(否定、訂正しない、根気よく聞く、安心させる)、作話(訴えを聞く)。
転倒予防が重要、外出検知器(福祉用具貸与に関わる福祉用具)、煙探知機、自動消火装置、トイレは防水床にし排水口と給湯・給水設備、汚物流し、間取りや家具の配置を変えない、痴呆の段階に応じた住環境整備をする。

心筋梗塞

冠動脈の閉塞、激しい胸痛発作(30分以上)、呼吸困難、息苦しさ、顔面蒼白、冷や汗、脂汗。高齢者は、梗塞が小さいときに無痛性心筋梗塞が増加、入院・検査(CCU、冠動脈疾患集中治療室)する。早期リハビリで運動能力の低下を防ぐ、運動負荷試験を行い、運動量を増やす。負荷はMETsという単位(1METsはゆったり座った姿勢での負荷)5~6METsまで。 温度差の解消、電動ギャッチベッド、階段昇降機、ホームエレベーター

糖尿病

インスリンの分泌や作用の不足で高血糖に。口渇、多飲、多尿、夜間頻尿、倦怠感、体重減少。糖尿病性網膜症による視力障害、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、下腿部の壊死による切断、知覚障害、神経痛、めまい、起立性低血圧、インポテンツ、空腹時の血糖値が110mg/dl未満が正常値、126以上が糖尿病。
インスリン非依存性(インスリン分泌が低下、高齢者)とインスリン依存性(小児)、食事療法、運動療法、薬物療法 バランスをくずしやすいので手すり、局所暖房は避ける(末梢神経障害による知覚鈍麻でやけど)、下肢全体を暖める床暖房(長時間ではやけどの可能性もある)など、全体照明(部屋全体を明るく)と局所照明、末梢循環障害のため傷をつくっても治りにくい。

肢体不自由の特性

四肢と体幹に運動機能障害がある。事故と疾患でおこる。事故は脊髄損傷、切断、頭部外傷、疾患は進行性疾患(進行性筋ジストロフィー症)、脳性麻痺、脳血管障害、パーキンソン病。運動麻痺と知覚麻痺。四肢麻痺、対麻痺、片麻痺。
筋肉-緊張の低下・亢進、やせる、動きが悪くなる、意志と異なる動き、円背、側わん、手足・上下肢の変形。

脊髄損傷

外傷や疾患により中枢神経である脊髄が損傷。運動、感覚、自律神経障害。
損傷部位が高位であるほど障害は重度になる。最も高位の頸髄損傷で四肢麻痺や呼吸障害。胸髄以下では上肢機能は保たれ対麻痺。高位の胸髄損傷では座位は不安定(体幹が麻痺)。脊髄損傷では、感覚障害、膀胱・直腸機能障害、自律神経機能障害、性機能障害。
頸髄(C)-8、胸髄(T)-12、腰髄(L)-5、仙髄(S)-5、尾髄-1、脊髄神経は左右に枝分かれし、身体の末梢部へ伸びる。
C4-自発呼吸可能、頭につけた棒や口に棒で、全介助、肩甲骨を上げられる。
C5-肩と肘は動かせる。スプリント付きの自助具で食事、全介助
C6-自助具で食事、書字、ひげそり、ハンドリムに工夫した車いす、改造自動車が一部の人で可能。
C7-手関節までは完全、標準型車いす、改造自動車
C8-T1-上肢全て使える、車いすでのADL自立、改造自動車に車いすの積載可。
T2-T6-体幹バランス一部安定、簡単な家事が自立、車いす。
T7-L2-体幹バランス安定、骨盤帯の挙上可能、スポーツ可能
L3-L4-ADLはすべて自立、短下肢装具と杖で歩行可能
L5-S3-足関節の動きが不十分、歩行可能
体温調節機能(発汗)が障害→夏場のエアコン必須
胸髄損傷-浴室の洗い場を高くすると車いすから移乗しやすい。
腰髄損傷-便器への移乗方法は前方・側方アプローチが可能。

進行性筋ジストロフィー(PMD)

進行性の筋力低下、筋肉がやせてくる原因不明の遺伝性疾患
デュシェンヌ型-発症頻度が高い、幼少時に発症、10歳前後で歩行困難、15歳前後で座位姿勢の保持が困難。人工呼吸器により30歳近くまで生存。伴性劣性遺伝で男児のみ、筋萎縮は四肢周囲の大きな筋肉から全体へ。
肢帯型-10~20歳代で上肢あるいは下肢の筋力低下、筋肉萎縮、数年後に歩行困難、
顔面肩甲上腕型-小児から成人期、顔面、肩甲帯、上腕から発症、骨盤帯へ。発症は緩やかで、多くの人は天寿を全うする。
小学校低学年から中学生-登攣性起立、スロープはだめ。
中学校以降-入浴は全介助、ストレッチャー出入り可能な掃き出し窓。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)

筋力の低下や筋肉が痩せてくるなどの症状が病型により身体の異なった部分に。
上肢型-手指の脱力、こわばり、手内筋の萎縮
下肢型-下垂足
球状型-構音障害、嚥下障害、舌の麻痺、(携帯用会話補助装置)
進行は早く、人工呼吸器がなければ数年で死亡。40~50歳代に発病、男性にやや多い。
排泄機能は維持されているので失禁はないが、汚物流しなどあると便利。
いずれ立ち上がれなくなるので、取り外し可能な補高便座など

脳性麻痺(CP)

長年負荷のかかる姿勢をとりつづけることになり、それによって腰痛症や頸椎症を発症することがある。
生後4週間以内の新生児期に起こった非進行性の脳の病変による運動機能障害。
言語、聴覚、視覚、知的機能に障害、けいれん発作
痙直型-錐体路の障害、緊張が亢進、痙直型四肢麻痺、-片麻痺、-両麻痺
アテトーゼ型-不随意運動、言語障害
混合型-痙直型とアテトーゼ型
失調型-筋の緊張が弱い、ふらふらした動き
20代くらいから二次障害がでる(頸椎症、腰痛、関節の痛み、筋力低下)
介助者の頸肩腕症候群など
住環境整備は難しい。そのやり方に合わせて支援
車いすや天井走行式リフトの導入は体重が20?を超えるころを目安に。

切断

外傷、疾患、先天性奇形で、四肢の一部あるいは全部を切断、欠損
上肢切断-事故が多い。
下肢切断-事故や疾患で末梢部分での血行不良、閉塞性動脈硬化症では大腿部切断、糖尿病では下腿部切断が多い。義手を使う。
能動義手、作業義手、電動義手、装飾義手
切断端の形が変わって義肢と合わなくならないように、体重や筋力の維持が必要。弾性包帯を巻く、義足を外したら包帯も外す。入浴時には義足等使えないので、介助が必要、関節が残存する場合は曲げた姿勢を続けないようにする。幻肢-まだあるように感じる。幻肢痛-痛み、かゆみ、しびれを感じる。
踵あれば、歩けるが、痛みの緩和のためクッション性の靴、床
下腿切断-頻繁に着脱、座れる
大腿切断-着脱が難しい、座りにくい、いすが便利
両側大腿切断-便座高にあわせた台

重症心身障害

運動機能障害や知的障害に加え、さまざまな身体機能低下(呼吸機能、摂食機能、嚥下機能、体温調節機能)、家族や医療スタッフから情報、協力を得る。
エアコンを設置する。全介助となる。

内部障害

特性-以下が身体障害者福祉法の障害認証の対象
内臓器官の機能や免疫機能が障害され、ADLが著しく制限される。
心臓機能障害-アダムス・ストークス症候群、動悸、息切れ、胸痛、チアノーゼ、呼吸困難、下肢や顔のむくみで体重増加や尿量の減少。
呼吸機能障害-肺疾患、ALSやPMDによる呼吸筋の障害、脳梗塞や脳出血での脳の呼吸中枢障害、息切れ、チアノーゼ、咳や痰の増加、呼吸困難、喘鳴。肺高血圧症から心不全へ。
腎臓機能障害-体液の恒常性が維持できなくなった状態。急性と慢性、腎臓そのものの機能低下や、糖尿病、痛風、膠原病などの全身性疾患から二次的に起こる場合も。糖尿病性腎症が増加。高血圧、多尿あるいは乏尿、貧血、尿毒症で人工透析療法(CAPDは移動可能)
小腸機能障害-経管栄養法や中心静脈栄養法
膀胱・直腸機能障害-消化器ストーマ、尿路ストーマ、カテーテル留置
HIV-リンパ節の腫脹、体重減少、発熱、下痢、日和見感染症、悪性腫瘍、神経障害、HIV脳症
整備-室内の空気を清浄に(感染予防)、温度や湿度を一定に、外出は有効、高圧酸素ボンベは2m以内火気厳禁、連続的携帯式腹膜透析は清潔な場所、経管栄養法は半座位のため、ギャッチベッド必要、中心静脈栄養法は合併症に注意、ストーマでは排泄を調整することはできない。換気と洗浄場所。蓄尿袋は膀胱より低い位置に、外から見えないように。1階に居住する。電磁調理器。暖房が不可欠-心臓機能障害と腎機能障害。何かあったらまず主治医に連絡。

視覚障害の特性

虹彩-カメラの絞り、葡萄膜-虹彩、毛様体、脈絡膜
盲と弱視にわけられる。盲は全盲と光覚(明るいか暗いかは分かる)
弱視-両眼の矯正視力が0.3未満
かすみ-高いコントラストと十分な照明
羞明-まぶしく見えにくい
視野障害-狭窄(求心狭窄-中心しか見えない)、暗点(中心暗点-中心が見えない、移動や歩行は比較的容易に行える)、半盲(同名半盲-両目の右か左の半分が見えない、異名半盲-両耳側か両鼻側が見えない、両耳側半盲が多いまれに両鼻側)
老人性白内障-まぶしい、チカチカする、から、水晶体混濁、視力低下、羞明
緑内障-眼圧上昇、視神経圧迫、視野狭くなり、視力低下、求心狭窄となる。
加齢黄斑変性-網膜の黄斑部に新生血管、出血。中心暗点となる。
糖尿病網膜症が失明原因の第一位
歩行、コミュニケーション、ADLの不自由さの原因になる。
後天性の場合はかなり正確な空間認識をもつ。
矯正視力が0.1未満では形態覚や色覚が悪くなる。
段鼻を目立たせる-踏面とは対照的な色帯(幅30mm以上)
蹴込み部分や階段下を閉じる
廊下、出入り口は色帯、幅10~20mm、長さ目線を中心に上下各100~150mm
ガラス戸には色テープ、幅100mm以上、床面から1400~1600mm
ドアは床面から1400~1600mmに凸マーク
壁と床の境界に幅150mm以上の色帯
階段とろうかは直角に
点字図書が入る郵便受け、鍵はプッシュ式デジタル鍵
補装具または日常生活用具

聴覚障害

伝音難聴-外耳、中耳、外耳道閉塞や中耳炎、大きな音は聞こえる
感音難聴-内耳から脳まで、音が歪む、大きな音はうるさい、ことばがはっきりしない。補聴器の効果が得られない。老人性難聴。
平均聴力の平均値は25db以内。
聴力レベル-聞き取れる一番小さな音の大きさ、最小可聴値は0db
ダイナミックレンジ-聞き取れる大きさの幅
言語明瞭度-言葉を聞き分ける能力
補聴器-200~5000Hz程度と範囲が狭い、聴力は正常範囲に戻らない。雑音も大きくなる。
孤立するなどの問題。

言語障害

耳からの音声は大脳のウェルニッケ領域へ(言葉の理解)(大脳の中部)
話し言葉は大脳のブローカ領域で出力される(大脳の前部)
言語障害には、失語症、構音障害、音声障害、吃音がある。
失語症-換語困難(言葉が出てこない、単語が思い出せない)、錯誤(違う発音や単語が出る)、筆談する 構音障害-発声発語器官の障害で正常な発声、発音ができない。麻痺、口蓋裂、聴覚障害なども。文章組み立て、理解には問題ない。
本人の頭越しに話しを進めない。
雑音は15db以上小さく、反射音を抑える。
フラッシュベル、回転灯やフラッシュ、屋内信号装置、光や振動で。
会話の時に逆光にならないように、
最重度難聴は91db以上。

高次脳障害

(脳が損傷、知的障害とまぎらわしい)
脳血管障害によるものが最も多い。本人も自覚していない場合が多い。
半側空間無視-一側の空間や身体に意識がいかない、反対側によっていく。
失語症-話す、聞く、書く、読むの障害
失行症-意図した行動や指示された動作が行えない。
失認症-見る、聞く、さわってもそれが何かわからない、よく知ったひとの顔がわからない。
身体失認-身体の一部が自分のものでないように思う、なくなったように思う
記憶障害-新しいことを覚えるのが難しい、迷子になる、昔の記憶はある
注意障害-集中や、ものごとの選択ができない
遂行機能障害-事項の整理、遂行や、計画、意図した内容を実施できない
行動と情緒の障害-興奮して衝動的、逆に自発性の低下
新しい環境への対応が難しい、住環境整備が必要でも、整備前にできるだけ近づける(昔の記憶はよく保たれている)。
凸凹がない配置、動線を単純に。

知的障害

(大脳の発達障害、高次脳障害とまぎらわしい)
6歳ころまでの大脳の発達障害による。
先天性(出生前)-ダウン症候群、染色体異常、母胎のウイルス感染、代謝異常、胎児の脳に障害
後天性(出産時以降)-出産時の低酸素状態、乳児期のウイルス感染、事故による頭蓋内出血
軽度(簡易作業ができるレベル)、中度、重度、最重度の4段階
適応力が弱い-助言、危険防止の配慮、視覚的な手段でコミュニケーション、合併症のコントロールが難しい。発作時の事故防止。
老化防止対策に努める必要がある(老年期に早く至る)。
二次障害は周囲の不適切な療育や処置によって起こることが多い。

精神疾患(統合失調症)

発現頻度は0.7~0.8%、内的な素因に、ストレスなどが加わり発病
思春期から20歳前後、長期療養が必要
陽性症状-幻聴(静かで落ち着いた環境を)、思考奪取、被害妄想、
陰性症状-感情鈍麻、自閉、連合弛緩(話しのまとまりがなくなる)
作業遅く、疲れやすい、適度な息抜き
慣れ親しんだ環境の中では能力を発揮できる。対人関係が苦手。
身体障害者や高齢者に比較して、特別な住環境整備は必要としない場合が多い。
閉塞性動脈硬化症-40歳以上の男性

間欠性跛行

脊柱管狭窄症、歩行中に起こる、歩けなくなる。
補装具の給付対象品目-盲人安全杖(白杖)、点字器、眼鏡類(身体障害者法、身体障害者手帳)

第4章 相談援助の考え方と福祉住環境整備の進め方

テキスト改訂後に追加された章です。量は少なめですが、重要な内容が多く含まれています。

  • ケアマネジメント
  • 相談援助
  • 関連職との関わり、他

第5章 住環境整備の基本技術と実践に伴う知識

ここでは、数字が大量にでてきます。あまりに多く、しかも単なる暗記なのでどうなんだろうと思っていましたが、ここ数年出題されなくなりました。ところが、2011年の検定試験から復活しています。再度テキスト、問題集を参考にして暗記すべき数字をご確認ください。

屋外との段差解消

最下階の居室が木造の場合、直下の地面よりも450mm以上高くする。しかし、床下に防湿コンクリートを敷設、あるいは、国土交通省の認定で床の高さを下げることができる。
スロープ-1/12~1/15、上下端部には1500mm四方以上の水平面
階段-蹴上げ110mmから160mm、踏面300mm~330mm

和洋室の床段差解消

和室は洋室より10~40mm高くなっている。敷居の高さに合わせる。
敷居にすりつけ板、合板のかさ上げ、寸法の大きい根太に交換、束の長さを調節。

敷居の段差

品確法(建築基準法ではない!)では、5mm以下の段差は許容している。
引き戸の敷居の段差解消-床面にV溝レールを埋め込む、あるいは、あらかじめ敷居にV溝レールが埋め込まれた部材を使用。
スキップフロア-半階ずらした床、段差が多く生活しづらい。
グラブバー-28mm~32mm、ハンドレール-32~36mm(直径)
手すり端部は壁側か下方に折り曲げる。
横手すり、在来工法の間柱(幅35mm~40mm)、枠組み工法(ツーバイフォー)(幅38mm)では、2本の木ねじしか留められず十分な支持力が得られない。→壁下地補強が必要。せっこうボードはネジがきかない。構造用合板でも下地補強した方がよい。
モジュール-柱と柱の芯を910mm(3尺)、6尺=1間、1坪=1間×1間
廊下、トイレ、階段の有効幅員は最大780mm、建具枠(開き戸など)は700~720mm程度
自走用の車いすが通れないので、モジュールをずらすか、壁・柱を取り外す。ただし、筋かいが入った耐力壁は取り外せない(or他所の補強が必要)。
建具を外す場合は丁番も合わせて取り外す。
フラッシュ戸-反る可能性あり。
かまち戸-重厚で反りにくい。
明度差の大きい配色、青色系統は区別がつきにくい。つやのある反射率の高い床材はさける。

アプローチ・外構

段差は5mm以下、飛び石はさける。
階段とスロープを併用する。
手すり(必ず設置する)は2~3段の階段でも必要、高さ750~800mm(大腿骨大転子)、ハンドレール(直径32~36mm)

玄関

自立歩行・伝い歩き歩行-壁心-芯1365mm(配慮いらない、手すり、有効1200mm)
介助歩行-壁心-芯1800mm(有効?)
車いす(屋内外で同じ)-有効1200mm×玄関土間奥行き1200mm以上
車いす(屋内外で異なる)-有効1800mm×玄関土間奥行き1200mm以上
なお、主に使用されている車いすの全長は1100mm、幅700mm、全高1090mm以下
下枠と玄関外側ポーチとの高低差20mm以下、玄関土間との高低差5mm以下
(高齢者等配慮対策等級の5~2)
玄関扉の屋外側に排水溝、グレーチング、水勾配は排水溝と反対方向に。
玄関上がりまちの段差は180mm以下、式台(土間が狭いときは、土間と同じ仕上げ、土足で利用、奥行き400mm、幅500mm)、手すり
スロープは広さがとれない、可動式スロープを活用。ベンチを利用。
縦手すり-下端は土間床面から750~800mm、上端はホール床面の対象者の肩より100mm上方。
横手すり-段差の傾斜に平行(端部は水平に延長)か上下2段
下駄箱の一部をカウンター式にして手がかりとして利用。
手すりのための壁下地工事は広範囲に行っておく。
共用部分に固定式のスロープは迷惑となる。
玄関において屋外との段差の解消が困難な場合は、寝室の掃き出し窓にスロープを設置し、アプローチする方法を検討する。

廊下

モジュールが910mmの場合、有効幅員は最大780mmとなる。
車いすが問題-自走用は620~630mm、介助用は530~570mmの幅
直進-全幅に100~150mmを加えた寸法で通行可能(上記で可能)
直角に曲がって部屋に入る場合は、
自走用で、
廊下の有効幅員850mm〜900mm
床はすべりにくく弾力性、幅木(特注ではない通常の)を5~6枚で車いすあたり350mm
手すりはハンドレール、段階スイッチ、明かり付きスイッチ
歩行介助を行う場合、廊下の有効幅員は1.5人分必要

階段

できれば1階での生活
寝室とトイレの間に階段下り口がないように(間違えて落ちる)
壁はなめらかな仕上げにする(こすってケガをしないように)
◎踊り場付き階段
○吹き寄せ階段-60度+30度+30度+60度
△踊り場+3段折れ曲がり階段-踊り場+30+30+30
△直線階段
×従来の回り階段-6つ割り、4つ割り
手すりは下りる際の利き手側、連続にできないときは、手すり端部間を400mm以内に、階段の段鼻から750~800mm、ハンドレール(32~36mm)
建築基準法では、階段幅員は750mm以上、手すりが壁から100mm以内のときは、幅員の計算にいれない。
理想の勾配は7/11、しかし水平投影距離は4m以上になる、等級4、5では、6/7かつ、550≦2R+T≦650
つま先を引っかけるので、蹴込み板を設置、蹴り込み寸法は30mm以下、
転落防止のため、段鼻にノンスリップ(薄型、ゴム製)-つま先とは関係ない

トイレ

寝室とトイレの距離をできるだけ短く
排泄動作が自立している場合
壁心-芯:間口910mm×奥行き1365mm(一般的なスペース)
壁心-芯:間口910mm×奥行き1515mm(動作に余裕、より望ましい)
車いす(自走用車いすで前方アプローチによる便器への移乗)
壁心-芯の奥行き1820mm×有効開口幅員800mm以上
介助が必要な場合、便器の側方と前方に500mm以上の介助スペース
壁心-芯:間口1515mm×奥行き1515mm(一般的なスペース)
壁心-芯:間口1515mm×奥行き1820mm(動作に余裕、より望ましい)
(1515mmは5尺、1820は6尺)

手すり

横手すりは便器の中心線から左右対称に350mm、高さは車いすのアームレストと同じ高さ、つまり便座面から220~250mm上方、介助スペース側は可動式に。
縦手すりは、便器の先端より150~300mm前方、上端は立位姿勢の肩の高さより100mm上、グラブバー、
戸は引き戸、開き戸は外開きにする(廊下の引き戸は部屋側に開くように!)。音やにおい対策にエアタイト(下)。
一般的な洋式便器の高さは370~390mm、身体障害者用は450mm(関節リウマチ)
便器下方のくびれが大きいもの、壁面で支持するものがよい。
必ず暖房便座に室暖房器機
エロンゲートサイズ-便器の穴が30~40mm程度長い。

洗面・脱衣所

壁心-芯:間口1820mm、トイレとワンルーム化でスペースを有効活用、しかし、抵抗感を持つ場合もある。濡れるので滑りにくい床仕上げ、耐水合板
洗面カウンター方式、体重をかけても安全なように
高さは車いすを下部に入れやすくするために、760mmくらいの高さ(一般の洗面台は800mm程度)、高いと洗面動作がしずらい。配水管は壁面後方か左右の隅に
鏡は防露型、800~1750mm程度、シングルレバー混合水栓
洗濯機下部の床面を下げる、壁埋め込み収納を活用
パイプ型オイルヒーター(洗濯物の乾燥にも)-浴室ではない!

浴室

最も難しい動作が入浴動作、溺死など家庭内事故が多い。
高齢化対応ユニットバスは、必ず実物を確認する。
壁心-芯:間口1820mm×奥行き1820mm
高齢者等配慮対策等級5,4では、内法短辺1400mm以上でかつ面積2.5?以上
ガラス戸を使用しない。3枚引き戸がよい。
脱衣室との段差は、自立歩行・介助歩行で20mm以下、車いすで5mm以下。
車いす用に段差のない浴室用サッシを採用。床にノンスリップ。
出入り口洗い場側に排水溝、水勾配は出入り口と反対に。
排水溝にはグレーチング、細い角パイプかT型バーを排水溝長手方向に平行にしたものがよい。(直角はだめ)
パンチンググレーチングはたわんだり、ずれたりするので不可。
すのこは小割り、取り外しを容易に、脚部にゴム
和洋折衷式浴槽が良い。長さ1000~1400mm(高齢者、障害者には1100~1300mm)、横700~800mm、浴槽エプロンが厚いとまたぎ越す場合に引っかける。薄くする。70~75mmがよい。浴槽縁にはめ込む手すりは、はずれたり、ジャマになったりするので、注意。
サーモスタット式水栓、通常のシャワー以外に、介助者が使いやすい位置にもシャワー水栓。
床暖房は不経済(できないわけではない)、浴室用ヒーター、熱交換型換気扇

キッチン

調理動作は複雑で危険を伴う。
壁でしきらない、ハッチやカウンターで仕切る。対面式キッチン
I型配置-動線は単純、移動距離が長くなる
L型配置-移動距離は短くなる、広いスペースが必要。
調理器機の高さ800~850mm、サポートバー、膝入れスペース200mm、シンクは180~200mm
車いすの場合は、高さ740~800mm程度になる。シンクも浅く120~150mm
泡沫水栓。
調理器具の高さは750と800mmの2種類がある。

寝室

トイレや浴室に近いこと、寝室と居間を隣接させる、ただし遮音性に注意。寝室の真上に部屋を設けない。
ベッドが基本。一人用で6~8畳、夫婦用で8~12畳、車いすは8畳、2~3畳で400mm~450mmの畳コーナーを設ける、コルク床(3~10mm)やカーペットも検討、タイルカーペットが取り替えやすい、掃き出し窓の設置、1820のサッシでは自走用車いすの出入りができない。12?以上
収納扉は引き戸、中棚は750mmまで下げる。照明の光源が直接目に入らない、リモコンスイッチ、インターホン、コールスイッチ

家具

動線上につまづき事故のないこと、ユニバーサルデザイン

インテリア

好みにあった内装、一部に明るく(落ち着いた色調が良いわけではない。)居間や寝室に高照度の照明、明るくメリハリのある生活、全身を写す鏡

建築基準法は良好な生活環境を守るための最低限の基準
高齢者や障害者の利用を考慮していない、そこで、ハートビル法や品確法
集団規程-都市、単体規程-個々の建築物、制度規程-手続きの規定

第6章 在宅生活における福祉用具の活用

福祉用具法-老人または心身障害者、用具および補装具、自助具も入る

補装具の交付は身体障害者法に基づく-身体障害者手帳を有する者が身体障害者の更生相談所の判定を受け交付される。
肢体不自由者の補装具-下肢、上肢、体幹の装具、義肢、車いすの5つ。

テクノエイド協会においてISO分類をもとにした福祉用具分類コードを作成、福祉用具情報システム(TAIS)として内容をまとめている。

福祉用具の性能基準-日本工業規格(JIS)(車いす)、「消費生活用具安全法」に基づくSGマーク制度(棒状杖、簡易便器、腰掛け便座)

しかし、大部分の福祉用具には明確な基準がない。

杖類

アルミニウム合金製
杖-上肢により体重を部分的に支持する。足先の前方150mm、外150mmのところに杖をついた場合、肘が30度程度曲がる(少し曲がる)長さ、あるいは、大腿骨大転子の高さ、立位で腕を下げた場合の手首の高さ。
ステッキ-握り部分がU字型の杖、軽い支え-重度の障害はだめ。
T字型杖-脳血管障害の片麻痺者、関節リウマチ、プッシュボタン式、介護保険制度の給付対象ではない。
C字型杖-T字より体重がかけやすい。
多脚型杖-歩行の耐久性が低い場合、支持面積が広く安定、平らな場所以外に適さない。介護保険では「多点杖」として統一。
前腕固定型杖(ロフストランドクラッチ)-2か所(支柱に握り部分、上部にカフ部分)で体重を支える。握力が弱い場合でも。2本使用で歩行可能になることも。
白杖-盲人安全杖、1歩先の情報を入手、補装具として給付される。

歩行器

アルミニウム合金製、歩行車-スチール製、杖を使用する場合よりも歩行の耐久性が悪いとき。
前輪付き歩行器-歩行器+歩行車(車いすではない!)、段差のない住宅内
交互式歩行器-握り部分をもって片方だけ前方に押し出す、持ち上げなくて良い、片麻痺では使用できない。
固定式歩行器-持ち上げて前方に下ろすことをくり返して前進、握力が弱い場合はだめ。
肘支持型四輪歩行車-初期の歩行練習、施設内で。住宅内では難しい。高さ調節可能。
三・四輪歩行車-主に屋外で使用。ブレーキ、高さ調節、重度の片麻痺ではだめ。
介護保険の貸与種目では、2003年より車輪数の制限無し、6輪でも給付対象。
買い物用歩行車-前二輪が自在に動く

車いす

手動と電動、自走用と介助用、用途により標準型、座位変換型、スポーツ型、特殊型
製作方法-オーダーメード、レディーメード、モジュールタイプ(全体のデザインはあらかじめ決められている、パーツを選ぶ。)
スチール製、ステンレス製、アルミニウム合金製、チタニウム合金製
日本工業規格(JIS)により、形状や寸法の規格が定められている。
手動車いす: 全長1200mm以下、全幅700mm以下、フットサポート高50mm以上、全高、1090mm以下
電動車いす:全長1200mm以下、全幅700mm以下全高、1090mm以下
自走用はハンドリムを操作して自走する、ハンドグリップやティッピングレバーを操作して介助走行も可能。
ティッピングレバー-段差越えや不整地の移動、介助者がバーを踏み込むことで前輪を持ち上げ前進するためのもの。
自走-ブレーキのかけ忘れ、フットレストの上げ忘れに注意。
介助用-ハンドリム無し、車輪が小さい、パーキングブレーキ、幅員が狭い、フレーム強度が弱い、安定性が低い。
リクライニング式-起立性めまい、徐々にバックレストを起こし、耐久性を高める。
座席昇降式-床に下りる機会が多い場合、シートが床面まで下がる。
電動-上肢の機能障害、障害が重度

床走行リフト

懸吊式(吊り具(スリングシート)で身体を懸吊、上下移動は電動、水平移動は手動)と台座式-座位を保ち、押しながら移動。
懸吊式は高齢の介護者や力が弱いものには困難、段差の解消、
介護保険法では、リフトは貸与、スリングシートは購入費支給対象

固定式リフト

特定の場所、床面、壁面に固定設置、アームの長さが700~1000mm程度、限定された目的の移乗動作、アームの上げ下げは電動または水圧で。耐荷重は80~100kg。浴室では1200*1600mmのスペースで活用できる。上下方向の可動域が小さい、低い埋め込み式の浴槽では届かないことも。

天井走行式リフト

最も操作性が良い。天井高さ2400mmを想定。長距離移動が可能。耐荷重は100~150kg、レール上部の天井裏に大がかりな補強工事、開口部の整備、天井高さの均一化、分岐レールやターンテーブル、使用者が自立して操作可能なものも、介護保険制度の対象外となっている。

据置式リフト

特定の部屋、6~8畳の広さ、懸吊装置がレールに沿って水平に移動、やぐら型架台で支える、設置工事を必要としない。隣室への移動も可能
起立補助機能付き椅子や取り付け工事を必要としない段差解消機も介護保険における福祉用具貸与の給付対象

段差解消機

階段やスロープでの昇降動作が困難な場合、スロープ設置が困難な場合、垂直移動装置、短辺方向900~1200mm、長辺方向1100~1300mm、テーブル寸法は短辺方向700~800mm、長辺方向950~1200mm、昇降行程は500~1300mm、2mを越すものも。電動式と手動式(ハンドルや足踏みペダル)
パンタグラフ式段差解消機
駆動装置がテーブル面下部にあるもの、床面に堀りこんだピット内に器機を納める。介護保険ダメ(工事を伴う)。

据置型段差解消機

駆動装置がテーブル面側部にあるもの、テーブル面の厚みが50~70mmあり、スロープによる段差解消が必要。器機への乗り込み方向は進行方向に限定される。介護保険OK.
屋外に設置するときは防湿型、安全対策(転落防止策、電源管理)、掃き出し窓に設置するときは、フラップ付きの機種。
新築や増築などの確認申請を必要とする工事の際、その対象となる。(後から単体で設置する場合は必要ない。)

階段昇降機

固定型(いす式)階段昇降機-階段の段板にレールを固定、椅子部分の下部に組み込まれた駆動装置がレール上を走行、直線階段、曲がり階段にも可能、最小階段幅員が750mm以上、最大傾斜角度50~55度、駆動方法は直線階段用がチェーンスプロケット式、曲がり階段用がラック・ピニオン式。
いす座面は、進行方向に対して直角方向
可搬型(介助型)-車いすを装着して搬送、全長1500mm、全幅650mm、器機の方向転換に広い面積が必要。直線階段か平坦な踊り場をはさむ曲がり階段、階段幅員900mm以上、最大傾斜角度は35度程度、方向転換可能な踊り場は1200×2000、屋外階段向け、公共建築物向け。
固定型は、使用者の座位が安定していること、乗り降りが可能であること、介助が必要なら自立使用は難しい。いす座面が高すぎることも。
車いすでは、階段の上下端部に1台ずつ車いすを用意、乗り降り動作に適する車いすの配置が可能なスペースを確保。

生活動作補助用具

用いられる用具のほとんどが自助具
リーチャー-マジックハンドのようにつまみ上げる
ドレッシングエイド-衣服の着脱動作
ストッキングエイド-靴下やストッキング
ボタンエイド-ボタンかけ
固定式爪切り

入浴

シャワーいすは浴室内、据置型(高さ調節可)とシャワー用車いす
浴槽内いすは、浴槽内で。
入浴台-バスボードやターンテーブル、ベンチ型シャワーいす(シャワー用のいすではない!浴槽の縁に板の片側をとりつけ、反対側の脚部を洗い場に固定する入浴台である)
入浴用リフト-懸吊式と台座式(浴槽内に設置)、使用時に身体が不安定になる、本人の心身状態を確認、工事を必要としないものは介護保険の福祉用具貸与の給付対象
入浴用いす-座面35mm以上、リクライニング

排泄

排泄の後始末など手指の巧緻性を補うものも
ポータブル腰掛け便器-和式の上にかぶせる
立ち上がり補助便座-電動
ポータブルトイレ-寝室、標準型と四脚型(脚部の高さを調整可能)、本体部分と受容部分、ポリプロピレンやABS樹脂、
尿器-ベッド上で、自動採尿器など
身体障害者用便器-450mm
複数の排泄関連用品を組み合わせる
補高便座は家族構成に配慮して決定する必要有り。

就寝関連

ギャッチベッド-電動と手動、キャスターで移動可能、背部と胸部のベッドボトム、ハイアンドロー機能、腰掛け訓練にも有効、サイドレールは転落防止で起き上がりの際の手すりとしては使えない。マットレスは褥瘡の治療や予防、エアーマットは体圧の分散、エアーがでるものは褥瘡の原因の湿潤の改善、褥瘡が重度の場合は厚いセル、しかし、起きあがり動作訓練や端座位の保持訓練には薄いセル
マットレス、サイドレール、移動用バーは特殊寝台ではなく、特殊寝台付属品である。

装具

下肢装具(立位保持、体重支持、歩行機能の改善)、上肢装具(筋力低下を補う、可動域を改善、変形を矯正)、体幹装具(体重の支持、運動の抑制、固定)

環境制御装置

スイッチのこと、触る、まばたき、呼気に反応

介護保険制度(貸与と購入)による給付対象以外の福祉用具は、日常生活用具給付等事業で給付される。補装具は身体障害者法に基づく(身体障害者手帳必要)。

◆以上で、全て終わりです、全体の雰囲気をつかんでいただければと思います。